新選組のふるさと歴史館にて
ブログエッセイ 第4回近藤、土方、沖田が語るわたしの『新選組』
作:正木恵美(新刊『新選組』翻訳者)
e翻訳堂でもご購入していただけます。
★新選組のふるさと歴史館にて
近藤「今は特別展『新選組京都の日々』をやっているのか」
土方「去年は『新選組誕生』だったから、
時間の流れに沿って企画されているわけだ。なかなかいいな」
沖田「私たちの手紙が展示されてる。ちょっと気恥ずかしいですね」
土方「新選組の解説ビデオも面白く作られてるな」
沖田「翻訳者の正木さんの覚え書きによると、
去年までは大河ドラマの小道具が展示されてて、大好評だったらしいですね。
もう見られないのは残念だなあ」
土方「もうすぐ午後のパレードがメイン会場に到着するぞ」
近藤「急いで移動しよう」
*『新選組京都の日々』は、5月20日閉幕しています。
★ひの新選組まつりメイン会場(日野市役所前)にて
近藤「たくさんの人出だな」
土方「この辺りが見やすいかな」
沖田「パレードの先頭が見えてきました」
(パレードの全隊が到着後、パフォーマンスが始まる)
近藤「幕府軍対薩長軍の戦いの再現か。見ごたえがあるな」
沖田「去年は、大河ドラマで土方役を演じた山本耕史さんが
ゲストで来てたんですよね。非常に盛り上がったそうです」
土方「今年もなかなかのものだったぞ」
近藤「ファンたちの新選組に対する思い入れがよく分かった。来年も来たいね」
沖田「ところで、時間がなくて井上源三郎資料館に行けませんでしたね。
源さん、ごめんなさい」
★新選組の英語~英語で「新選組」をなんていう?
新選組原書
近藤「今日は『新選組』の原書を利用して、
英語が堪能な伊東甲子太郎先生に講義をしていただく。
では先生、よろしくお願いします」
伊東「はい。では、まず〈新選組〉を英語で言うとどうなるか。
〈Newly Selected Corps〉
となります。〈Corps〉という言葉には〈精鋭部隊〉という
意味合いがあるのですよ」
沖田「カッコいいな」
藤堂平助「嬉しいですね。これからも、その名に恥じないように頑張ろう」
伊東「次に、〈局長〉は〈commander〉、〈副長〉は〈vice commander〉となります。
ちなみに、土方くんは〈鬼の副長〉と呼ばれているから、
〈Demon Commander〉ですね」
(厳密には〈Demon Vice Commander〉ですが、〈Vice〉は省略されています)
沖田「面白いですね。土方さんが聞いたら、何と言うだろう」
藤堂「私たち〈副長助勤〉は?」
伊東「〈assistant vice commander〉です。
まさに副長を助けて働くのですから、その意味が〈assistant〉に現れていますね。
ちなみに、私の役職である〈参謀〉は、〈staff officer〉と言います」
藤堂「〈平隊士〉は?」
伊東「〈rank and file〉です。西洋の軍隊における一般の兵士を指す言葉ですね。
ほかに訊きたいことは?」
沖田「〈幕府〉は何と言いますか?」
伊東「〈military government〉です。
これは別の言い方をすれば〈軍事政権〉ということです。
徳川家は武家で、武力を持って日本を支配したわけですから、
そのような表現になっているわけですね」
沖田「なるほど。勉強になりますねえ」
伊東「では、これからも勉強に励むように」
沖田・藤堂「はーい」
と、ここで私は目が覚めました。なんともワクワクする夢を見たものです。
夢ということで、これまでの回で土方さんが自分の墓を訪問するなど、変な展開もありましたが、
どうぞ悪しからず。
いずれにせよ、新選組隊士たちが『新選組』の出版を喜んでくれていることを祈ります。
では、『新選組』をどうぞよろしくお願いしまーす。
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