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2007年7月 9日 (月)

第2回近藤、土方、沖田が語るわたしの『新選組』

ブログエッセイ 第2回

近藤、土方、沖田が語るわたしの『新選組』

作:正木恵美(新刊『新選組』翻訳者)
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(近藤、土方、沖田の3人は、翻訳者Mが取材旅行と称して訪れた

京都の壬生界隈を散策している)

★壬生寺にて

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沖田「この境内で、私はよく近所の子供たちと遊んだものですよ。

懐かしいなあ」

土方「あっちに近藤さんの像や芹沢さんたちの墓があるから、行っ

てみよう」

沖田「たくさん絵馬が掛かっていますね。さすが、近藤さんにお願い

するだけあって、『剣道がうまくなりますように』というものが多いですね」


近藤「恋愛成就の祈願まである……。こんなことを頼まれても困るのだが(笑)」


★新選組屯所跡・八木邸にて


近藤「当時の建物がまだ残っているのか。すごい」


土方「ちゃんと内部が見学できるぞ」


近藤「芹沢さんたちの使っていた部屋だ。ここでガイドの説明を聞くわけか」


土方「ここから縁側越しに庭が見わたせて、風情があるんだよな」


沖田「ここは、あのとき、私たちが芹沢さんたちを襲撃した部屋でもあるんですよ。覚え
てます?」


土方「もちろん。苦々しい思い出だな。で、こちらが芹沢さんの絶命した部屋……」


沖田「あ、この鴨居。あのときの刀傷がまだ残ってるんですね。なんだか不思議な感じ…
…」


近藤「ところで、隊士姿の観光客がチラホラいるようだが……」


土方「この近くに隊服を貸し出す店があるらしいぜ」


沖田「隊服姿で八木邸にも入れるから、新選組隊士気分を思いきり味わえるわけですよ。
皆さん、楽しそう」



★新選組屯所跡・前川邸にて


近藤「懐かしい。俺たちが泊まっていたお宅だ」


土方「中には入れないのか。残念だな」


沖田「でも玄関先でお土産は売ってるんですね」


★光縁寺にて


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沖田「あった、山南さんのお墓」

近藤「山南さんの切腹は痛ましい出来事だったなあ……」

沖田「介錯したのは私ですからね。あのときの辛さといったら……(涙)」

土方「山南さんを死に追いやったのは、俺たちにも責任がある。しかし、これだけは言える。山南さんは今でも新選組の大切な幹部だ」


近藤「そうだな」


沖田「そうですよ」

(3人、京都の東山へ移動)


霊山(りょうぜん)歴史館にて


近藤「幕末・維新に関する資料がいろいろ展示されていて、勉強になるな」


土方「随時、展示物の入れ替えが行なわれるらしい。何度でも来る価値があるな」


沖田「ねえ、この模型おもしろいですよ。池田屋事件を再現してあるんです」


近藤「われわれの働きが認められた出来事だからな。光栄なことだ」


沖田「私たちのフィギュアが記録に忠実に配置されてますねえ」


近藤「玄関前で旗持って指揮をとってるのはトシか。なんか偉そうだな」


土方「まあまあ」


★月真院にて


沖田「ここが御陵衛士の屯所跡ですね」


土方「内部は非公開か……」


近藤「伊東甲子太郎先生も有能な人だったがなあ。袂を分かつ結果になったのは残念だ」


土方「京都にはまだまだ新選組ゆかりの地があるが、今回はここまで」

沖田「また来たいですね、京都」

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